苦いみながらもギリギリの中で生まれた生きる意味

生きがいって何だろう?とふと考えた事が人生で何度かあります。

1999年。

1990年代最後の年に発売されたロックバンドGLAYのアルバム『HEAVYGAUGE』

全体的に重いサウンドで、歌詞も終末感や焦燥感を感じさせる内容が多い気がする。

特に11曲目の『生きがい』という曲は、作詞したTAKUROの当時の虚脱感とかそういうのを感じていました。

圧倒的な支持を得れば得る程、逆に深まる孤独感。20万人動員という前代未聞のライブを成功させた後のGLAY、とりわけTAKUROには明らかにこれまでに経験した事のないバンド存続にとっての根源的な問題が立ちはだかっていたように思えます。

年末のレコード大賞の受賞を巡っての解散危機。

元々『生きがい』は

LUNASEAのSUGIZOに対して書いた曲だそうで、メッセージ性の強い歌詞になっています。

成功の裏に待っているのは絶望感と喪失感というのを20代後半になって痛いほど経験してきました。

それなりの地位と名誉を得た後の何とも言えない虚脱感。

あの頃から好きな曲ではあったけど、泣いた事は一度もなかったのですが、最近は聴くとなんだか泣けてきます。

あの頃はまだ自分も若かったし、世の中がまだよく見えていなかった。年を重ねるに連れて、見えなかったものが見えてきて、世の中が少しずつわかって来た気がした。あの詞を書いたTAKUROを理解するまで5年以上かかった。

「あなたの言葉」が。

もう一度、立ち上がろうとさせたのか。

誰の、何の言葉なのかは断言出来ないですが。

打ちひしがれてたTAKUROに、少しだけ立ち上がる力が湧いてきたとの事。

今を生きる、あなたの心を癒す。

そのために、これから先もずっと叫びつづける。

『生きがい』

綺麗なものでもない。

苦しんで苦しんで心が流した血にまみれた、ギリギリで生まれた生きる意味。

「あなたを癒したい」

想いは『SavileRow~サヴィルロウ3番地~』へ。

私は人生を悲観的に考える事が何度かあって、そんな時『生きがい』を聴くと、すこしだけ力が湧いてくる。

この、す・こ・し・だ・け、というのが重要で、気合で十分です!とまでなる必要はないと思ってます。

GLAYは私にとって”人生の師”です!

ここで、こうやってブログを書けるのはGLAYの音楽があったからだと思ってます。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、GLAYがいなかったら、今生きているかわからない。本当わからない。想像つかない。

人生はタイミングが大事だとはっきり実感しました。

2003年に発売した著書『胸懐』の中で、TAKUROは「ナポレオンになりたい」とか「夢はお札になること」と語っていましたが、充分なれる存在だと思ってます。個人的にはなってほしいと願っています。